副反応は心配だけど、コロナ感染はもっと高い確率で心筋炎に
■若い子がコロナにかかると、2%は心筋炎になる。心筋炎ってのは心臓がダメになること。突然死もする。
■10-20代の人がコロナワクチンを打つと、男の子の場合で100万分の40、女の子の場合で100万分の4の確率で、副反応(副作用)としての心筋炎になっちゃう。
それは心配だけど、コロナに感染したら100万分の20,000の確率で心筋炎になっちゃう。
■コロナワクチン打たずに感染して100万分の20,000で心筋炎になるか、コロナワクチン打って副作用で100万分の40とか100万分の4で心筋炎になるか。
■お父ちゃんとしては、君たちにもワクチン打ってほしい。死んでほしくないし、むちゃくちゃ苦しい症状になって欲しくないから。
■100万分の40とか4の確率で心筋炎になるのは接種から3-4日以内。
だから心臓への負担を避けるために、接種から1週間は激しい運動を避ける。
これまで研究報告された中では、接種後心筋炎の全員が軽症で良くなっている。
デルタ株では「感染しなければ」が通用しにくくなった
■「感染しなければ大丈夫」ではある。そりゃそうだ。ところが、デルタは「マスクつけてても誰かにしばらく近付いた」だけで感染するぐらいに別次元のウイルスになっちゃった。だから「感染しなければ」が通用しにくくなっちゃった。
■お父ちゃんは医者であるおかげで、人様よりも早くワクチンを打つことができた。本当にありがたい。間もなく君たちにも順番が回ってくる。地元の役所からお手紙が届く。是非打ってほしい。
■お父ちゃんは今コロナワクチンに日本で一番詳しい医者たちの1人のつもりです。プロ中のプロのつもりです。そのお父ちゃんの願いとして聞いて欲しい。
<文/守屋章成医師 イラスト/とあるアラ子>