――最新のトレンド情報はどこから得ているんですか?
亘「インスタグラムですかね。リサを見たり、コレクションを見たり。好きなアカウントだけをフォローしています。見ていると、来季は濃いピンクが流行りそうだなと思います」
――どうやって「次はピンク」と把握するんですか?
亘「自分の中で気になるからですね。目に留まるというか。フューシャピンクがまたくると思います。〈JACQUEMUS(ジャクムス)〉とか、かわいかったですよ。自分のブランドでも、明るいピンクや赤のニットを作りたいと思っています」
――まずは好きな人を見つけてセンスを磨くというのはわかったんですが、例えば“黒い服にベルト”、とか、瞬時にコーディネートのアイデアが浮かぶようになるにはどうすればいいでしょうか。
亘「それは難しいですね。そこが最初の質問にあった、プロと素人の違いかもしれません。服と小物を合わせることで、どれがかわいく見えるのか、考えればいいだけだと思いますよ」
〈北品川温泉天神湯〉のTシャツにタイトスカートと〈BOTTEGA VENETA〉のストレッチパンプスを合わせてエレガントなムードに。
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――選択肢が多すぎて…。
亘「自分がかわいいと思うものでいいんです。結果を急いで、正解をすぐに知りたがるけど、そんな都合のいい話はなくて(笑)。
正解はないから、いっぱいチャレンジして失敗すればいいと思う。失敗しないと覚えませんから。料理も失敗を繰り返して美味しく作れるようになっていくじゃないですか。
いまは携帯ですぐに検索できるから、答えから探ろうとするけど、自分に似合うものはなにか、丈とかバランスをまずは探す。そうやって自分に似合うものを見つけることが先決です。“スカーフを持ってるから充ててみようかな”とか“ベルトを買ったから巻いてみようかな”とか、そうやって繰り返してくうちに、センスのひとつとして自分の引き出しを増やすことになるんです。
センスは発想だと思うので、やっちゃいけないことはないですからね」
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