メガネは大きめがトレンド。流行と好みが違う時、どうする?
『わたし史上最高のおしゃれになる!』『お金をかけずにシックなおしゃれ』などの著書があるファッションブロガー小林直子さんが、愛用しているアイテムをご紹介します。
メガネ、それは多くの人にとっては視力を矯正するために装着する器具であり、またある人にとっては雰囲気を変えるために、おしゃれの一部として顔周囲の装飾のために用いられる器具です。もちろんその両方を使用目的としている人たちもいます。
レンズについては視力を正確に測ることにより決定されますが、フレームを選択する場面にうつると、そこからは個人の趣味嗜好が問われます。
ほとんどの人が視力矯正のために利用しているにもかかわらず、メガネのフレームもまた、ファッションの流行に影響されます。大雑把(おおざっぱ)に言えば、服がタイトなシルエットのときにはフレームは小さ目、服がビッグシルエットになってくると、フレームも大き目になります。もちろん例外もあるので、すべてがそうなってしまうということはありません。
メガネのフレームもファッションの流行に影響される
ビッグシルエットの流行で最近は大き目のフレームが増えた
ここ最近は、ビッグシルエットの流行にともない大き目のフレームが多くなってきたと言っていいと思います。 今ではこの大きさに見慣れてしまって、現在多くの人がかけているメガネのフレームの大きさが標準のように感じられますが、2000年あたりから2010年代の中盤までは、女性用メガネのフレームは、縦幅が狭く、形もオーバル型、あるいはスクエア型が主流でした。 ネックレスやイヤリング、ヘアスタイル、そして眉毛は、服のシルエットがタイトなときは、小さくコンパクトになる傾向があります。 ですから、2000年あたりから2010年代中盤は、イヤリングはスタッズタイプのように小粒なもの、ネックレスもチェーンが華奢で、ペンダントトップが小さなもの、ヘアスタイルはタイトになでつけたスリークヘア、そして眉毛は細眉でした。これらとバランスをとるために、メガネもおのずと小さ目のフレームが選ばれることになりました。 行き過ぎると必ず反動が起きます。2010年代も中盤を過ぎると、イヤリングは装飾的な要素が強いステートメントイヤリングに、ネックレスは太目のチェーンに、眉毛は太く、ヘアスタイルもふんわりと、そしてメガネのフレームも大きくなったというわけです。