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元AKB店主のセクハラ告発に反論した“おじさん構文”。イラっとくる文章の破壊力

おじさんポイント3:梅澤さんを心配している風

 おじさん構文でよく使われているのが「〇〇ちゃんのことが心配だよ(汗)」などの女の子への心配フレーズです。これには「僕は君の味方だよ」という意味合いが込められているようなのですが、遠藤氏のブログも反論文にも関わらず、梅澤さんを思いやっている(?)ような文章が出てきています。  SNSに書き込んだ中傷について「それって中傷じゃなくて、単に起きたことで。。」と弁明しているのですが、その直後に「(でも、これって、本人がそう思ってて、次になんかあったら中傷って思うよなぁ。。なので、そう思う気持ちもとても理解できるのでここはスルーで)」とフォロー。さらに一連の中傷の経緯についても「そもそも梅澤さんは知らないのかも?と。」「業者さんが梅澤さんの会社と僕との接点というか、飲み会セッティングしたいために言った、いわゆる「ウソの方便」だったのかも。」とした後で「(そう考えれば、梅澤さんがそもそも撮らせなかった意味も分かります)」と彼女を慮(おもんぱか)る言葉を添えています。  遠藤氏は本当にそう思っているのかもしれないので、真意についてどうこう言う気はありません。しかしながら、この書き方は、梅澤さんを否定しないことで自分を正当化させているようにも見えてしまいました。特に「カッコ()」を多用してるあたりに、おじさん構文独特の回りくどさを感じます。

おじさんポイント4:自分でエロおやじって言っちゃう

 遠藤氏本人も「これはひどい、はんつ遠藤。単なるエロおやじだ」と写真撮影強要の件について自己批判していましたが、反省してるのかと思いきやその後の言い訳が凄い。結局その写真をどのように使おうとしていたのか、これまた長い前置きを使って説明しているものの、本題に至る前にお腹いっぱいでした。  ただ、ここで注目すべきは自ら「エロおやじ」を自称している点です。おじさん構文でも下ネタをぶっ込んでくることがありますが、そこでも一旦は自虐的にそれを茶化すというテクニックを駆使する場合が多い。つまり、自ら「エロおやじ」と名乗ることも、おじさん構文のテンプレの一つではないでしょうか。 =======  正直ツッコミ出したら追いつかないのですが、ここまで完璧に一分の隙もないおじさん構文は、他に類を見ないように感じました。そして同時に、絵文字や顔文字の多用は些細なポイントであり、その大きな要素でないこともハッキリとしたように思います。  今も「おじさん構文ジェネレーター」なるものがネット上に配布されていますが、今後「はんつ遠藤氏ジェネレーター」が誕生する日もくるかもしれません。 <文/もちづき千代子>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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