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不倫を断ち切るきっかけは、ハッとさせられた友人の一言

友達に悩みをあらいざらい話すと…

「不倫をやめられずにいる、なんて軽蔑されそうで言いたくなかったのですが…その時かなり心が弱っていて、つい洗いざらい話してしまったんですよ」 K子さんは、愛菜さんの話を優しく聞いてくれました。 「でも最後に『既婚者なのを隠して愛菜と付き合ったその男が一番悪いけど、そんなボロボロになってまでその男にしがみついてる愛菜も良くないよ。もっと自分を大切にしないと』と言われて泣いてしまいました。私の事を真剣に考えてくれる人がいるって、嬉しくなりましたね」 そして「今度の休みは一緒に遊びに行こう」とK子さんに誘われたそう。 「身体を動かしやすい服装とスニーカーで来てねと言われて、どこに行くのかと思ったら…まさかの高尾山で(笑)登山なんてするの子供の頃ぶりだし、体力に自信がないのでちょっと焦りました」 登山

久しぶりの気持ち良い達成感

まぶしい日差しの中、緑の山道を歩き始めると気持ちの良い風が吹いてきました。 「あぁ、こんな感覚久しぶりだなと思いました。最近は窓も開かないような薄暗いラブホテルで揉めたり、休みの日もカーテンを閉め切った部屋で、枕を抱えて泣きながらお酒を飲んで過ごす事が多かったので」 K子さんと「すぐ息切れしちゃう、苦しい」と笑い合いながら、どうにか頂上までたどり着いたそう。 「その疲労感がまた心地よくて、頂上からの景色を見ているとやり遂げたっていうか、達成感が湧いてきてとても気持ち良かったんですよね」 帰りはリフトで下山する事にし、そのリフトの揺れが怖いとK子さんとはしゃいだり、ふもとのお蕎麦屋さんで名物・とろろ蕎麦に舌鼓(したつづみ)を打っていると…。 そばなら十割そば
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ハッとした友人の一言
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