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電車内で痴漢・ストーカー被害にあう車いす女性たち「誰も助けてくれなかった」

「どこで降りるの?」と聞かれると恐怖を感じる

 筆者が経営する合同会社ブラインドライターズは、視覚に障害のある方をメインに採用している会社ですが、そのスタッフにも意見を聞いてみました。 「どこで降りるの?」と聞かれると恐怖を感じるスタッフ1「最近、一部の鉄道会社の駅で、『視覚に障害のあるお客様の乗車や降車の際のサポートを行っています』のような案内が頻繁に流れるようになりました。私たちの存在に目を向けてくださるのは嬉しいのですが、乗降サポートが必要なのは視覚障害者だけではありませんし、かなり頻繁に流れるので恥ずかしいです」 スタッフ2「たぶん善意だとは思いつつも、近くの方から『どこで降りるんですか?』と聞かれると恐怖を感じるので、できればオープンな放送は避けてほしいのが本音です」

「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけるのがベスト

佐藤「乗車の際にアナウンスをやめてほしいと言うと『なら乗車させられない』と言われ、車内で被害に遭っても、誰も助けてくれない。外出するのが怖いという声が上がっています」 「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけるのがベスト DPI日本会議は、こうした事例を国交省に提出し、改善を求めています。各社問題意識を持ち、対応を検討してくれているそうです。それでも、問題の根本は乗車アナウンスではなく、それを情報源として痴漢行為や迷惑行為を行う人がいること。もっと悲しいのは、誰も助けてくれないことでしょう。  また、弊社スタッフからは「『誘導してあげる』と言われることがあるが、知らない人だと怖い」という声が複数上がりました。その人が善意なのかは誰にもわかりませんし、意外と慣れた道なら視覚に障害があっても一人で歩ける人もいます。善意の押しつけは単なる自己満足です。「困っているときに手を差し伸べる」のが善意ですよね。手助けをしたいなら「何かお手伝いしましょうか?」と、してほしいことを聞くのがベストです。
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東京オリンピック・パラリンピックはすごくよかった!
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