
犯人は……この子でした!(筆者撮影)
野良の黒猫が宅配ボックスをベッドにしていたという、あっけない幕切れでした。
この黒猫、実は以前からしょっちゅうマンション近隣で目撃していたのです。隣の部屋の物置きを寝床にしているらしく、私が写真を撮ったと同時に一目散にそちらへと逃げていきました。
夫に興奮しながらこのことを告げると、「ああ、だいぶ前から使われてたよ。逃げ足が早いから写真に撮れなかったけど」と、この事実をとうに突き留めていた模様。早く言ってよ、もう。
結局なんのことはない、宅配ボックスのあの凹みはニャンコの重みだったわけです。
黒猫からすれば、人間をダメにするクッションばりに居心地の良い場所なのかもしれません。原因さえわかってしまえば私としては問題ないので、特に対策することなく、このまま黒猫に利用し続けてもらおうと思っています。
そしてつい最近、これまた野良っぽい三毛猫が乗っている姿も発見しました。現状は二匹だけでベッドをシェアしているようですが、そのうち野良猫たちの間で噂が広まって、猫の癒しスポットとして有名になるかも……。
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<文/もちづき千代子 イラスト/朝倉千夏>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:
@kyan__tama