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ライフの429円「ポン酢3兄弟」が料亭級にウマい…! おいしい使い分け

一番スッキリ感が際立つのは、だしぽん酢

3種のぽん酢は、色も香りも風味も違い、個性がわかりやすい

3種のぽん酢は、色も香りも風味も違い、個性がわかりやすい

 食べる前のイメージでは、ぽん酢がもっともすっきりシンプルなのだと思い込んでいましたが、実際に食べ比べをしてみると「だしぽん酢」がもっともスッキリさっぱりしていました。  あごだしのメリハリ感が効いているために後味も良く、気になるクセがありません。また、まろやかさがスッキリさを後押ししているようにも感じます。この万人受けしそうなテイストは、鍋料理以外に和え物やカルパッチョなどにも活躍しそうです。  他方のぽん酢ですが、鰹独特の旨味やコクが強く感じられます。昔ながらの合わせだし(鰹+昆布)を好む人にはオススメですし、“だし感”をしっかり感じたいならこちらを選んでも良さそうです。また、ゆずやかぼすがしっかり使われているので、酸味もしっかり効いています。

濃密なごまぽん酢は豚しゃぶで大活躍

 ごまぽん酢は、他2本と比べてごまのまろやかさやクリーミーさが加わり、タレの濃密感が抜群。特に豚しゃぶでは期待以上の仕事をしてくれます。
脂身控えめな豚しゃぶは、ごまポン酢で濃厚に楽しみたい

脂身控えめな豚しゃぶは、ごまポン酢で濃厚に楽しみたい

 3本ともに共通してすばらしいのが、だしやごまの相性をふまえて、酸味が品よく調合されていること。たくさんかけても失敗感がありません。
酸っぱすぎず、品のある酸味や旨味が際立つ

酸っぱすぎず、品のある酸味や旨味が際立つ

 正直なところ、おいしいポン酢はこれまでにも出逢ってきました。しかしながらこの金額で感動級の商品は、本当にはじめて。今後は500~800円台のポン酢は買わなくなりそうです。  なるべく安く、なるべくおいしく。そんなぽん酢を探している人は、ぜひ試してみてくださいね! 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます <文・写真/食文化研究家 スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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