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「三代目 J SOUL BROTHERS」が今日で11周年!鮮烈デビュー、ランニングマン…奇跡の物語を振り返る

「R.Y.U.S.E.I.」大ヒットで国民的スターに

 2014年、三代目JSB最初の大ブレイク作「R.Y.U.S.E.I.」の衝撃はいまだに忘れがたい。2014年は1年を通じて四季をコンセプトにシングルリリースしていたが、その“春夏秋冬シリーズ”の第2弾として6月25日にリリースされた13rdシングルである「R.Y.U.S.E.I.」は、パフォーマーのELLY考案の「ランニングマン」のステップがキャッチーで、大ブレイク。  メンバー7人が間奏で揃って踊るランニングマンのステップを初めて見たとき、あの決めポーズはいったいどこを指差しているのか気になって仕方なく、このグループの情熱に震えた覚えがある。  その感動は、ヴォーカルとパフォーマー(ダンサー)が同列の関係性で一丸となるダンス&ヴォーカルグループを育て上げ、そのスタイルをスタンダードにまで押し上げたHIROの精神を三代目JSBが脈々と継承しながら、グループの表現性をカタチにしていたからだ。  こうしたキャッチーでいて表現性の高い「R.Y.U.S.E.I」は、「第56回日本レコード大賞」を受賞。この曲を引っ提げて、3年連続で「第65回紅白歌合戦」に出場を果たし、国民的スターの地位を不動のものにするのだった。

ミリオンヒット記録の『PLANET SEVEN』

「R.Y.U.S.E.I.」の大ヒットで、ランニングマンのキャッチーなインパクトとEDM調のサウンドが三代目JSBを強くイメージ付けたが、2015年1月28日にリリースした5thアルバム『PLANET SEVEN』のリード曲「Eeny, meeny, miny, moe!」は、そうしたイメージに捕われないフレキシブルな表現性を示した。 「欲しいのは 平凡な日々じゃない ほかにない 自分だけのスタイル 見つけ 壊れないように 磨きあげろ」  Bメロの歌詞には、まさに三代目JSBが現状に満足せずに新たな表現性を追求する意志が読み込まれていると解釈すべきだろう。MVを見ると、7人それぞれがひとつのボックス部屋に配置され、順番にスポットが当てられる。全員が揃ってスタンドマイクの前でパフォーマンスする姿からは、さらなる躍進の意気込みが伝わってくる。 『PLANET SEVEN』にはヴォーカル二人の作詞挑戦曲「All LOVE」(今市)、「Link」(登坂)が収録されており、その後の二人のソロデビューをも予感させる。一方で、5人のパフォーマーもそれぞれの得意とするダンスジャンルで最高にクールな表現性を発揮し、ダンス&ヴォーカルグループとしての底力をこれでもかと見せつけ、『PLANET SEVEN』はミリオンヒットを記録した(これまた“MIRACLE”!)。
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『Born in the EXILE ~三代目 J Soul Brothersの奇跡~』の感動
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【リリース情報】 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE BEST ALBUM&NEW ALBUM『BEST BROTHERS / THIS IS JSB』は、2021年11月10日(水)にリリース
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