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元ギャルサーのキャリア女性、当時の友達とギャル語で騒ぐ姿を部下に見られてしまい…

ギャル時代の友達と飲んでいる席の近くに部下たちが…

ギャル時代の友達と「都内の飲食店でアルコール類の提供が解禁になった10月、ギャル時代から友達と久しぶりに飲むことになったんです。その子の職場も同じエリアにあり、会社の最寄り駅近くのビルにある居酒屋に行ったのですが、同じ店に部下たちが運悪く来ていたんです」  その居酒屋は半個室になっていましたが、部下たちが案内されたのは典子さんが飲んでいた近くの席。向かう途中で「あそこで飲んでいるのマネージャーじゃない?」と気づいたそうです。  それでも楽しそうに飲んでいる姿を見て、気を遣わせたら申し訳ないと声をかけられることはありませんでした。まさか数メートルしか離れていない場所に部下たちがいると夢にも思っていない彼女は、友達とギャル時代の昔話で大盛り上がり。若いころに戻ったような気分になり、仕事中には絶対使わないような言葉で話していたそうです。 「仕事中は部下のみんなに丁寧語で接しますし、プライベートでもそれほど変わりません。けど、あのときは本当に久々ということもあり、つい飲みすぎてしまって。  ギャルだったころのように『ウケるんだけど』、『ヤバくね』みたいな言葉を連発していました。おまけにギャル時代の話だからトークが聞こえていれば、私の過去についても筒抜けだったと思います」  そして、最大の不運は彼女自身が帰ろうと席を立った直後、部下たちが飲んでいることに気がついてしまったこと。彼らの1人と目が合い、「アッ!!」と言葉を発したままその場で固まってしまったといいます。 「挨拶してきた後、彼らのひとりが『すみません、居たのは知っていたのですが楽しそうに飲まれていたので……』と言ったんです。結構な大声でしゃべっていましたし、元ギャルだと知られたと思ったら急に恥ずかしくなっちゃって」

今後どう部下と接すればいいかわからない

会社、職場の人間関係 このとき彼女はとっさに部下に向かって、「お願い! 今日のことは会社のほかの人たちには言わないで!」と両手を合わせて頭を下げます。これに部下たちも「誰にも言いません」と答えてくれたそうですが、一番驚いたのは彼らのほうかもしれません。 「この日は金曜だったのですが週明けの月曜日、会社に行くのがすごく気まずかったです。何事もなかったかのようにいつも通りに振舞いましたが、あの日は仕事にあまり集中できませんでした」  なお、それからしばらく経っても典子さんの過去に関する噂が出回った気配はなく、部署のみんなは約束を守ってくれた様子。そこは感謝しているそうですが自分からその話を振る勇気もなく、今後の部下との接し方について悩んでいるようです。 「私が勝手に動揺しているだけですけど、休憩中の雑談とかもなんかドキドキしてしまって……」  本人はかなり気にしているようですが、相手はそこまで意識していなかったりするもの。今までの関係は良好なようですし、意外な一面を見ることができて、逆に好感度がさらにアップしているような気もしますけどね。 【他の回を読む】⇒シリーズ「ヤンキー・ギャル・コギャル話」の一覧はこちらへ 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <文/トシタカマサ イラスト/やましたともこ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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