結婚式の友人スピーチで爆弾発言。司会のナイスプレーでギリセーフ
結婚式といえば、家族友人がこぞって新婚夫婦を祝福するという一生に一度のセレモニー。そこにはさまざまな感動や幸福に満ちた瞬間が目白押しなのですが、時にはそうでない場合もあったりします。今回はそんな会場で起こった、まさかのハプニングエピソードを紹介します。
今回お話を聞いたのは新郎の友人K(28歳)さん。新郎とは小学校からの付き合いということもあって、招待客には共通の友人も多く、余興はとても盛り上がっていたとか。
そんな新郎の友人男子たちによるカラオケが終わると、新婦の親友M美(27歳)さんによる友人代表スピーチが始まりました。
「M美さんの手紙を読み上げる声はとても透き通っていて、すっごくメリハリが効いていたんです。その声に会場全体が魅了されてましたね。まぁそれもそのはず。M美さんはアナウンス学校に通っていたと、スピーチ内で言っていました」
中学校から一緒だというM美さんは、思い出話に失敗談などを面白おかしく交えながら、客席の笑いを誘います。
ところが、マイクを通して聞こえる声が微かに震えはじめると、徐々にM美さんの様子がおかしくなります。
「マイクの調子が悪いのかな?と少しずつ会場がザワザワしはじめて、式場のスタッフたちも不安な表情を見せていました」
するとスピーカーから声が途切れ、会場の注目が一斉にM美さんへと集まります。
「僕もアレ?と思ってM美さんの方に目をやったんです。そうしたら、M美さんはゆっくり大きなため息をつき、突如震えた涙声で『ノルさん、紀子とお幸せに』と言い放つと、新郎を見つめながら嗚咽し始めたんです」