捨てられたレタスの葉をもらって帰る…元夫によるDVの苦悩を明かす女性
一人目の夫が突然、他界
DVはひどくなる一方…命の危機を感じ離婚
夫Bの症状は悪化し、市川さんへのDVは加速していきました。
「ある日、料理をしないBがいきなり包丁を研ぎ出したのです。何も起こりませんでしたが、衝動的な暴力、暴言が著しかったこともあり、最悪の事態も考えるようになりました」
市川さんはBを病院に連れて行くこともできず、友人に相談することにしました。
「友人からは、一人目の夫Aの霊がついている可能性があると言われ、知り合いの占い師を紹介されました」
まさかとは思いつつも占いに行くと、驚きのことを伝えられます。
「夫Bには、死んだ元夫Aの霊がついていると言われたのです。そこでお祓いをしてもらうと、信じがたいのですが夫Bは落ち着きを取り戻しました。以前のように暴力を振るうことはなくなりましたが、暴言は続きました」
暴言を吐かれる市川さんの姿を日々見ていた子どもたちから「一緒に住めない」と伝えられ、市川さんは子どもの意思を尊重し2度目の離婚を決意。
シングルマザーとして子どもたちを守る覚悟をし、経済的にはギリギリながらも、以前よりは平穏な生活を過ごしています。
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<取材・文/Honoka Yamasaki>山﨑穂花
レズビアン当事者の視点からライターとしてジェンダーやLGBTQ+に関する発信をする傍ら、レズビアンGOGOダンサーとして活動。自身の連載には、レズビアン関連書籍を紹介するnewTOKYOの「私とアナタのための、エンパワ本」、過去の連載にはタイムアウト東京「SEX:私の場合」、manmam「二丁目の性態図鑑」、IRIS「トランスジェンダーとして生きてきた軌跡」がある。また、レズビアンをはじめとしたセクマイ女性に向けた共感型SNS「PIAMY」の広報に携わり、レズビアンコミュニティーに向けた活動を行っている。
Instagram :@honoka_yamasaki
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