サッカー元日本代表・鈴木啓太の“うんちを集めるビジネス”って…?「集めた数は1700超」
Jリーグのチーム・浦和レッドダイヤモンズで、2000年の入団以来、16年間プレーし続けた、元サッカー日本代表の鈴木啓太さん。
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――最近注目されている「腸活」ですが、鈴木さんは、いつごろから腸活を?
鈴木啓太(以下、鈴木):小学1年生くらいから腸を意識していたと思います。母親が調理師ということもあり、いつもバランスの良い食事を作ってくれていましたし、「うんちを見なさい、腸が大事だよ」とよく言われていました。
幼い頃から、食物繊維やプロバイオティクス(乳酸菌やビフィズス菌など)を意識して腸活をしていた、というよりは母親に出されたものを食べることが僕の腸活のスタートですね。
――「腸を整えていて良かった」と実感したエピソードはありますか?
鈴木:2004年のアテネ五輪アジア最終予選で、日本代表選手23人中18人が下痢の症状を訴えて、試合直前までトイレに籠ってしまう選手もいました。
下痢の詳しい原因は分からなかったのですが、海外では野菜を洗った水が原因でお腹を下してしまうこともありますし、水や食材が合わなかったのではないでしょうか。
僕は腸を整えていたので下痢にならなかったのかなと思っています。お腹が痛かったり、下痢だったりすると、パフォーマンスを発揮することはなかなか難しいですよね。
――鈴木さん自身が腸活の効果を実感していたからこそ、引退後は腸内細菌のビジネスをしようと考えていたのでしょうか。
鈴木:腸活の効果が“ある”とか“ない”とかも一つのポイントかもしれませんが、腸内細菌はまだまだ解明されていないこともたくさんあるので、間違いなく重要なことだろうと思っていました。
当時、日本のアスリートの腸内細菌の研究やっているっていう話も聞いていなかったので、自分だったらアスリートのサンプルを集めることができるという自信がありました。
2015年に引退してからは、アスリートの腸内細菌を研究する「AuB」を設立し、実業家として活躍しています。2021年2月には古巣・浦和レッズと、若手選手育成のサポートに取り組むパートナー契約を結びました。
そこで今回は、鈴木啓太さんが腸内細菌に注目した理由、ビジネスを始めたきっかけを聞きました。
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