サッカー元日本代表・鈴木啓太の“うんちを集めるビジネス”って…?「集めた数は1700超」
「うんち頂戴」に、はじめは戸惑いも
――腸内細菌のビジネスにされるときに、アスリートのうんちを集めるところからスタートしたそうですね。
鈴木:協力者の1人目は、ラグビーの松島幸太朗選手でした。「うんち頂戴」と言うと、最初は彼も「何を言っているんですか」という反応だったんですが、将来のアスリートのためにもなるんだよね、と話して半強制的にうんちをもらいました。
――断られたこともあるのでしょうか。
鈴木:ありますよ。断られた理由は分からないんですが、自分のデータを取られるのが嫌なのかもしれないし、それぞれの健康状態もきっとあるでしょうから。実際、うんちとか生体情報で身体の異変を推測できることもあります。某国のトップが海外で会談をしたときに、排泄物などすべて回収する、という噂もあるほどです。
もう5年間ぐらいずっと地道にアスリートのうんちを集め続けているんですが、検体数(うんちの数)は1700を超えています(2021年7月時点)。
研究結果から独自素材の“腸活”サプリメントを開発
梅原しおり
早稲田大学人間科学部卒、管理栄養士免許をもつライター。Twitter:@unchieiyoushi



