イギリス出身のフローレンスは、高校生のときにデビュー。その数年後には、米ハリウッドに一度挑戦したものの断念。しかも、そのときに自身の体形について色々と言われたり、ダイエットを迫られたりと、苦い経験もしたという。
ハリウッドで通用するためには、自分をしっかり持っていなければいけないという教訓を得たフローレンスは、強い意志をもって演じることを意識するように。圧倒的な存在感、そして不屈の精神を感じさせる演技は、こうした経験に裏打ちされているようだ。
再びハリウッドに挑んだフローレンスは、2020年の映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の演技が高く評価され、アカデミー助演女優賞にノミネート。そして、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画『ブラック・ウィドウ』のキーパーソン役にも抜擢された。
ただ、役作りをしていくうえで、自身の体形やダイエットについて、マーベルの管理下におかれることを断固拒否したという。
マーベル映画に出演するにあたって、役柄に合わせてハードなエクササイズやダイエットに励む俳優は多い。しかしフローレンスは、身体の管理は自分で行い、自身の身体についての決定権は、自分にあるというポリシーを固持。マーベルから求められた通りの体形になることは「自分らしくないから嫌」とはっきり意思を示していたそうだ。
フローレンスといえば、
21歳年上の俳優ザック・ブラフと熱愛中だが、その年の差でバッシングを受けることもあるのだとか。けれども、そうした批判にも毅然と反論し、「いちいち気にするのはばからしい」と一蹴。さらに、「私は大人だし、税金だって払っている」「私生活について、他人にとやかく言われる筋合いはない」とバッサリ切ってみせた。
まだ20代半ばという若さながら、ブレない強さを持ったフローレンス。鼻ピアスをしていても、していなくても十分クールだ。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>