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人気ドラマの続編。女優の“外見の変化”に、女性蔑視コメント相次ぐ

 ニューヨークに住む30代独身女性の日常生活を描き、世界中でブームを巻き起こした米ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』。その続編となるドラマ『アンド・ジャスト・ライク・ザット…(AJLT)』が、今月9日(現地時間)からついに配信開始された。50代になった登場人物たちの今を描くAJLTに対しては、好意的な意見もある一方で、女性キャストの加齢や見た目についての否定的なコメントも多く寄せられているという。

30代だった女性キャストは50代半ばに

 先ごろ配信が開始されたファン待望の続編には、キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカー(56)、ミランダ役のシンシア・ニクソン(55)、シャーロット役のクリスティン・デイヴィス(56)が出演。30代独身女性の日常生活が赤裸々に描かれていたSATCから長い時を経て、50代半ばになった登場人物たちのその後の人生に焦点があてられているという。  女性たちの友情や恋愛、セックス事情を盛んに取り上げていたSATCに対し、AJLTでは女性の加齢が1つの大きなテーマ。ドラマでは、白髪を染めるべきか、染めずに自然のままにするべきかについて、登場人物が熱く議論するシーンも。女性たちが、年を重ねていくうえで直面する現実を描き、加齢を肯定的に捉える内容となっている。

髪や顔がどうだとか、見た目ばかり注目される

 しかし、なかにはドラマの内容よりも、女性キャストの外見ばかりに注目する視聴者もいるようだ。シャーロット役を演じるクリスティンは最近のインタビューで、自身やサラ、シンシアの年齢や見た目を揶揄する人々に対し、怒りを表している。
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クリスティン・デイヴィス

「皆コメントしたくてしょうがないみたい。私たちの髪や顔がどうだとか、これが良いとか悪いとか、とにかく何でもかんでもコメントしたがる。あまりにもひどい状態で、ショックを受けたわ」 「怒りを感じる。常に怒っていたくないから、(そういうコメントは)見ないようにしている。ただそこにあるって知っているだけ」  また、パパラッチもネガティブな印象を与える写真を撮ろうとしていると批判したクリスティン。ただ、ハリウッドがあまり積極的に取り上げない、加齢をテーマにした作品に関われることに、やりがいを感じているとも話す。 「中年にさしかかると、人生の何もかもが終わってしまったと感じている人が多いように見える。そんなこと絶対ないのに」
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加齢を止める? それとも消え失せればいい?
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