――今年はLDHの方々がすごく活躍している年だと思うのですが、お三方がこの作品に込めた“EXILE魂”について教えてください。 白濱：今回こうやってGENERATIONSメンバー全員で作品が撮れたのも、HIROさんからチャンスをいただいたからです。EXILE魂、難しいですね……。 佐野：「言えない二人」にあるEXILE魂は、もしかしたら、麦ちゃんにあるのかもしれないですね（笑）。 白濱：（笑）。 佐野：あの一途なキャラクターに。亜嵐君のキャラクターにはないかもしれないですね。 白濱：まだコロナ禍は続いていますし、希望を持たせるという上では、すごくこの作品を観て楽しんでもらえるのが第一です。ライブなどのエンタメが出来ない状況で、GENERATIONSとしての新しい挑戦になったのも、ありがたいことですし、つまらないなと思う日常にエッセンスを与えられる作品だとも思います。 　短編は続きが気になるじゃないですか、しかも6作もあると、帰りの電車で友達と話す話題の種になると思うんです。一緒に観た人と色んな妄想をしながら、続きを楽しんでもらえるかなと思うので、EXILE魂は麦ちゃんが持っています！（笑） ――門脇さんが持っているEXILE魂が小竹さんの歌詞に乗ってスクリーンを超えていくんですね。 白濱：間違いないです（笑）！ ――中務さんはどうですか？ 中務：僕が演じた良介は、最初はチャラついたやつなんですが、幽霊に取り憑かれてから、幽霊の想いを知って心が変わって行きます。良介の芯にあるのは、料理が好きで、そこはすごく一途にひとつのことをやり続けているのは、HIROさんが仰る「継続は力なり」に通ずるEXILE魂があるんじゃないかと思います。 　物語的には迷信なんですが、迷信って恐いことだけじゃありません。この霊に取り憑かれたら、その料亭で一人前の料理人になれるという噂があるので、いい迷信もあるので、周りの噂に惑わされないように、自分を信じてほしいなという思いもこの作品に込めさせていただきました。 ――中務さんはテレビ東京で毎週放送中のオーディション番組『～夢のオーディションバラエティー～Dreamer Z』の第2回放送で、ダンス未経験の慶応ボーイにダンスレッスンをし、それが夢を与えるという意味ではEXILE魂なのかなと思いました。 中務：あのピュアな姿勢が、逆に勉強になり、刺激になりました。