英子さんは、「まずは体調をなんとかしよう」と夫を説得。少なくとも子どもが1歳になるまでは、何を言われようと別れずに夫の回復を待つと決断しました。その後、夫は抑うつ状態と軽いアルコール依存の相談で心療内科に通い始め、現在は夫婦カウンセリングも受けているそうです。
「私が子育てでいっぱいいっぱいになっている間、夫は夫でひとり、辛さを抱え込んでしまっていました。そのとき『対応を間違えて』しまった私のことを、夫は今も信頼できない気持ちがあるそうです。時間をかけて、関係を回復していくしかありませんね。
幸い子どもはすくすく育ってくれていますし、私は子育てを楽しめています。子どもが言葉を理解し始めるころまでにはなんとか、このギクシャクした状態を脱出できているといいんですが……」
治療を始めて夫の暴言や乱暴な態度はなくなったものの、以前のような明るさを取り戻せていないのが気がかりだそう。二人は果たして、夫婦関係を再構築できるのでしょうか。
(*1)Kenji Takehara, Maiko Suto & Tsuguhiko Kato/Parental psychological distress in the postnatal period in Japan: apopulation based analysis of a national cross sectional survey.Scientific Reports 2020 10(1).
(*2)Dietmar Winkler,Edda Pjrek,Siegfried Kasper/Anger attacks in depression–evidence for a male depressive syndrome
Dietmar Winkler et al. Psychother Psychosom. 2005.
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<取材・文/女子SPA!編集部・黒塩 イラスト/ただりえこ>