期待していたような父親ではなかったが、許すことにした
リリーは、フィルと2人目の妻ジル・タヴェルマンとの間に誕生した娘。イギリスで生まれ、子役として活動していたが、5歳の頃に両親が離婚した後、母ジルとともにアメリカへ移住した。その後、フィルは
3番目の妻オリアンヌ・シーヴェイと再婚。リリーとフィルは一時、疎遠になっていたという。
米国でもモデルや番組司会者として活躍し、のちに映画やドラマにも出演するようになったリリー。2012年の映画『白雪姫と鏡の女王』で白雪姫を演じ、ブレークした。

『アンフィルタード:ノー・シェイム、ノー・リグレッツ、ジャスト・ミー』
俳優として着実にキャリアを積み重ね、すっかり売れっ子となったが、2017年に発売された自著『アンフィルタード:ノー・シェイム、ノー・リグレッツ、ジャスト・ミー』の中では、これまで抱えていた問題や葛藤を告白。10代の頃に摂食障害に苦しみ、「
食べては吐くという生活を送っているうちに、喉がただれて爪や髪がもろくなり、生理も止まってしまった」と打ち明けている。
リリーは、こうした問題の背景には、父フィルとの関係が深く影響しているとも明かしている。ただ、父フィルについて、大切な成長の過程で「
必要としたときに側にいない、期待していたような父親ではなかった」としながらも、「
それも許すことにした」と綴っていた。
一方、父のフィルは近年、3番目の妻オリアンヌと泥沼の離婚裁判を繰り広げ、昨年には、「健康上の問題で思うように音楽活動ができない」と公表。私生活で苦難が続いている。それだけに、娘リリーから贈られた心のこもった誕生日メッセージは、さぞ心に響いたことだろう。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>