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彼氏にお金を持ち逃げされたら、他界した父が助けてくれた?!不思議な贈り物の縁とは?

「お守りだと思って」父からの贈り物が出てきた

開封してみると中から、彩菜さんが高校生の頃にお父さんがくれた金のネックレスとブレスレットと指輪がいくつか出てきたそう。 「当時『こんな趣味の悪いアクセサリーいらない』と父に突き返したら『じゃあ、お守りだと思って持っていて。いざという時に売ったらいいよ』と父が微笑んでくれたことを思い出して…また泣いてしまいました」 彩菜さんは、きっとお金がなくなった自分を心配して、お父さんが助けてくれたんだと思いました。 「父に見守られているのを感じましたね。そしたらそのアクセサリーの中に、やっぱり私が高校生の頃にお父さんが海外出張のお土産に買ってきてくれたピアスが埋もれていて…こんなのずっと前に無くしたと思っていたのでスゴく嬉しかったですね」 ピアス、イヤリング

「男にお金は絶対貸さないぞ」と決意

翌日、ピアス以外のアクセサリーを近所にある買取専門店に持って行き査定してもらったそう。 「そしたらなんとピッタリ32万円だったんですよ!ただの偶然とは思えませんよね。お父さんありがとうと感謝しながら売らせてもらいました」 来月からどう暮らしていこうかと途方に暮れていた彩菜さんは、少し安心することができました。 「せっかく父が助けてくれたんだから頑張らなくちゃと思いました。そして、もう男にお金は絶対貸さないぞと胸に刻み込みましたね」 もう何年も前にピアスの穴がふさがってしまった彩菜さんは、お父さんからもらったピアスを大切に飾って毎日眺めているそうです。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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