横浜流星の魅力は“繊細さ“にある!映画『嘘喰い』『新聞記者』etcから読み解く
万人向けの『嘘喰い』に
原作者も「面白かった」と感想を監督に伝えた
中田秀夫監督作は、近年の『スマホを落としただけなのに』(2018)や『事故物件 恐い間取り』(2020)もあまり評判は芳しくなかったが、それでもエンタメに合う堅実な演出があり、今回も豪華キャストを最大限に活かす力が存分に発揮されていた。それらにある「ちょっとだけ隙のあるキュートな印象」も、個人的には好きだ。
ちなみに、原作者の迫稔雄も、完成披露試写の後に「面白かったです!」と中田監督に直接感想を告げていたそう。さらに、迫稔雄は「横浜流星は次回作にて『エアポーカー』をご所望」「次回作やるなら僕が脚本やりますよ」ともツイートしている。
その「エアポーカー」とは、『嘘喰い』ファンの間でも屈指の傑作ギャンブルと呼ばれているエピソード。もちろん続編が本当に作られるかどうかはわからないが、原作者自身が脚本製作にも意欲的ということであれば、その再現度や完成度にも期待が高まる。筆者も本作がヒットして、続編が作られることを心から期待している。
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<文/ヒナタカ>ヒナタカ
WEB媒体「All About ニュース」「ねとらぼ」「CINEMAS+」、紙媒体『月刊総務』などで記事を執筆中の映画ライター。Xアカウント:@HinatakaJeF
【公開情報】
『嘘喰い』は2月11日より全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©迫稔雄/集英社 ©2022 映画「嘘喰い」製作委員会
『嘘喰い』は2月11日より全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©迫稔雄/集英社 ©2022 映画「嘘喰い」製作委員会


