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難病の米女優、元恋人から暴行される。「使えないヤツ」と罵倒も

 大ヒットラブコメディ「キューティ・ブロンド」などで知られる米女優セルマ・ブレア(49)が、「多発性硬化症」と診断されたことを公表したのは2018年10月。体が思うように動かない中、仕事を続ける一方で、治療で髪が抜け落ちてしまった姿をSNSで公開するなど、闘病の様子をオープンにしてきた。そんなブレアをそばで支えていると思われていた恋人が先月逮捕され、裁判所から接近禁止令が出された。

自宅で休んでいたときに罵倒され、暴力を振るわれた

Bangshowbiz20220311

セルマ・ブレア

 セルマは現地時間の先月25日、元恋人ロナルド・カールソンに暴力を振るわれたとして、接近禁止令を裁判所に申請。ロサンゼルスの裁判所はこれを認め、今月22日に審理が開かれるまでの措置として、一時的な接近禁止令を出した。  現地報道によると、先月22日、セルマは自宅でロナルドに暴力を振るわれたと訴えている。  米芸能誌『ピープル』が入手した法廷書類によると、ロナルドはその日、テレビを置きにセルマの自宅を訪問。そのとき、多発性硬化症の治療を終えた直後で、体調が優れなかったセルマに対し暴言を吐いたという。 「ほら、おまえのテレビだ」と言いながらテレビを置いた後、鍵を投げ返してきたロナルドは、セルマにこう罵倒したという。 「お前が台無しにしたんだ。お前には何もできない。誰も愛せない。使えないヤツだ」 「俺にはふさわしくない。お前よりずっと良い相手がいる」  これに対し、セルマは「もう耐えられないわ。誰か別の人を見つけて。お達者で。あなたは負け犬よ」と応戦。すると、ロナルドはソファーにうつ伏せに横たわるセルマの上に飛び乗り、首を絞めながら頭と肩を強く揺さぶったという。

別れてはくっついてを繰り返し、再び破局

 セルマは自らを守るため、上の階にいた家政婦に大声で助けを求めたものの、口を抑えられ顔をソファに押し付けられたそうだ。一時的に気を失った後、意識を取り戻したものの、今度はロナルドに頭を床に押し付けられたり、叩かれたりしたという。また複数回にわたり、ロナルドから「お前を殺してやる」と脅されたとも証言している。  ロナルドが家を去った後、セルマはロサンゼルス警察に通報。その後、鼻血が止まらず、意識もはっきりしていなかったため、救急車で病院に搬送された。  通報後、自宅に戻っていたロナルドは、家庭内暴力の容疑で逮捕された。しかし、ロナルド側は「セルマのほうから手を出してきた」と話しているようだ。  セルマとロナルドは2013年から交際を始めたが、ここに至るまで、何度もくっついたり離れたりを繰り返していた。2016年にいったん別れ、2019年にヨリを戻した2人は、今年に入ってからも仲睦まじく外出する様子が目撃されていたが、最近再び関係を解消したという。
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化学療法で髪が抜け落ち……リアルな闘病の様子を発信
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