また、頂上到着後の昼食休憩中にも問題が。この山は禁煙ではなく愛煙家の参加者はほかにもいましたが、Tさんだけは携帯灰皿を持っておらず、下に灰を落としながらタバコを吸っていたそうです。 　別の男性社員が声をかけて自分の携帯灰皿を使わせたそうですが、完全にマナー違反の行為に彼女だけでなく多くの社員たちがイラついていたといいます。 「さすがに見かねた部長が注意したらバツが悪そうな顔をしていました。社内では多少自信過剰なところはあっても仕事がデキるキャラでしたが、女性社員や後輩たちの評価はガタ落ち。慰安登山に参加しなかった社員たちにも話は広まり、露骨に避けたりはしませんでしたが内心冷ややかに見るようになりました。 　私はあまりにしつこかったため、後日交際を申し込まれたときに即答で断り、それからは距離を置きました。登山のときのあの様子を見たら、さすがにOKはできないですよ（笑）」 　気になる相手が同じ職場の場合、いくら仕事ぶりが優秀でも、それは彼の持つ一面にしか過ぎません。仕事以外や素の部分を見極めてから判断したほうがよさそうですね。 ―シリーズ「春のトホホエピソード」― 【他のエピソードを読む】⇒「実録！私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています！】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない！「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中！（採用時に謝礼あり）ご応募はここをクリック ＜文／トシタカマサ　イラスト／ZZZ＞