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話題の40kgやせた美女“都合のいい女”だった過去を告白「すぐお金を出しちゃう」

人間として扱ってもらえるようになりました

――ということは、現在は恋愛はしていない? 「してないです。異性に求めるものがなくなったから、一人でも寂しくないし、お金は減らないし(笑)。男性と一緒にいて気を遣うのが面倒臭くなっちゃったんですよ。今は完全に一人を満喫しています」 ――驚くほどの変貌ぶりですね!恋愛だけでない人間関係にも変化は訪れましたか? 「人間として扱ってもらえるようになりました。 今考えるとあれ?って思うんですけど、それまでは私はキャラクターというか。お笑い担当の引き立て役、みたいな。どんな酷いことを言われても冗談で片付けられちゃう。 まわりの人々が私に対して『これを言っていいのかな?』って言葉をふるいにかけてくれるようになったと思います」 会社、職場の人間関係――見た目が変わると、対応もそこまで変わるとは……。ただ、実は私も経験があるのですが、痩せようとしていることを周囲が気付いたあたりで、妙に足を引っ張るようなことを言ってくる人、いませんでした? 「いました、いました!ちょっと体型が変わっただけで『太った?痩せた?』って指摘してくる人。一緒に食事をしていても『もっと食べないの?』とか『今日は特別にいいじゃん』とか、やたら食べさせようとするんですよね。 足枷(あしかせ)みたいな感じ。『おまえはそっちに行くなよ』みたいな」

見た目いじりやルッキズムはやめようという流れだけれど…

――お笑いキャラのままでいてほしいってことなんですかね。でも、トレえみさんの経験したことって、まさに今問題になっているルッキズム。外見に基づく差別や偏見、いわゆる見た目いじりを如実(にょじつ)に表してますよね。 「世の中は『見た目で判断することや差別はやめましょう』という流れです。でも、無意識にそういう発言をしてしまうことって必ずあると思う。 ある芸能人がYouTubeでファンの人から『太りました?』とコメントをもらって、それは彼女が今すごく気にしてたことだったらしくて、SNSでそのコメントを引き摺ってしまったと発信していました。ファンだという人ですら、そんな声をかけてしまうこともあるくらいなので、傷つけていると思う感覚がないんじゃないでしょうか」 ――それって、もはやデリカシーの問題ですよね。 「私自身、久しぶりに会った友達に『痩せたね~』って声をかけたら、その子は太れない体質で貧相に見える体がコンプレックスだったことを後に知って……。良かれと思って言ったことが相手には嫌なこともあるんだとハっとしました」
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小学生もダイエットする時代に…
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