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71歳の大女優がインスタ投稿してる手料理がスゴい!そこから学べる“大切なこと”

 桃井かおりに言われたら、説得力あり。
 みなさん、女優の桃井かおりさんのInstagramを見たことはありますか? 現在はアメリカ・ロサンゼルスを拠点とした生活を送り、コロナ禍のレストラン休業状態をきっかけに本気で作った手料理の数々を、連日細やかに投稿しています。  そして彼女の料理の世界観やレベルの高さに魅了されるフォロワーが続出。「センスありすぎ!」「アレンジ、コーディネート、プロデュース、すべてに感服です」といった称賛の声が上がっているのです。  しかも個々の料理や説明文には、読者に料理の学び・気づきを楽しく導いてくれるものにあふれています。はてさて、具体的にはどのようなことなのでしょうか? 
 そこで今回は、「桃井かおりさんのInstagramで無理なく学べる、料理をする上で本来大切にすべき姿勢・視点」を5つにまとめてご紹介してみたいと思います。

1.本気で必死に作ってみる

 2021年12月に投稿されたのは、夫に初めてオーダーされたという海老ワンタン麺。そのリクエストに応えるべく、プロ顔負けの海老ワンタン麺、リークの韮(にら)仕立てとダックローストがオシャレに並べた写真がアップされました。  自分が作ったことのない難易度高めのメニューを要望されたとしたら、普通なら「そんなに無理!」と却下したくなる人は少なくないはず。ところが桃井さんは、“ナニジンにだってなってやってみる”、本気でレストランをやっているつもりでオーナーシェフになりきって作るそうです。  時短万歳、手間抜き応援の世の中と気持ちよいくらい逆行した桃井さんのスタンスに、私は心つかまれました。お正月料理を作る際にも「ちょっとだけ無理難題を引き受けてこうして体力と根気を育てます」と語る彼女の言葉にも脱帽。異論など一切なく、強く深く共感してしまいます。

2.お気に入りの調味料を味方にする

 2021年5月には蒸篭(せいろ)を使った小籠包とシュウマイが登場しました。  お気に入りの蒸篭に白菜を敷き詰めて、ほうじ茶で蒸して黒酢or普通の酢と黒胡椒で食べるそうですが、使う器具や調味料へのこだわりや愛情が垣間見えます。これを使ったら絶対においしく食べられる! という名品調味料に出逢えば、料理や食事はもっと楽しくなることを気づかせてくれます。  ちなみにドレッシングは手作りするそうで、すし酢+柚子胡椒+青海苔で青のりドレッシング、レモンorゆず+ナンプラー+はちみつ+唐辛子+ナッツでハニィドレッシングといった創作的なものが登場。  信頼できる調味料を活用しながら手間を惜しまずに手作りする姿勢は、「よし、作ってみよう!」のモチベーションにつながります。
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3.器を楽しむ
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