「10歳から友達の彼氏を奪って楽しんでた」不倫を繰り返す33歳女性の“闇”
父と娘の密接すぎる“関係”
そしてなぜか、恋愛の中でも最も罪深い恋愛のほうに気持ちと行動はシフトしていき、略奪愛や不倫に走りやすくなるのだ。世間的に「してはいけないこと」をせずにはいられないという衝動を持ち合わせてしまうというわけだ。人の心は本当に複雑。家庭環境がその女性の恋愛観を形作ってしまう。
話をもとに戻そう。加奈子さんと一真くんは、ぼんやりとした恋愛時代のあとに自然消滅となったという。
「まだ小学生でしたからね。お互いに好きという気持ちはあるにせよ、ほかのみんなと一緒に公園で遊んだり、こっそり親の目を盗んで駄菓子屋さんにふたりで行ったりするくらいがせいぜい。5年生のときのクラス替えで別々になり、もう一緒に遊ぶこともなくなりましたね」
10代になり、加奈子さんの略奪癖はいっそう本格化する。
友達の彼氏を奪い、泣いたり怒ったりするのを楽しむ
略奪された女性も、それを知った周囲も、みんな加奈子さんから離れていく。だから加奈子さんには、親しい女友達はほとんどいない。いるのは“最近知り合った友達のような相手”だけ。その相手とつるむうちに、また略奪して嫌われていく。
そんな自分の現実に寂しさを感じるようになったのは、2年ほど前のことだった。異業種交流会で知りあった女友達の彼氏を略奪。かなりの知人が加奈子さんの周囲から去っていき、さすがに友達の彼氏を略奪するのはやめようと思ったらしい。
だが結局、加奈子さんの略奪・不倫人生が終わることはなかった。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
【続きはコチラ】⇒罪悪感ゼロで不倫する33歳女性。ある日“奥さんの言葉”を聞いてドン底へ
<文/安藤房子>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】安藤房子
作家。恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書に『愛されて結婚する77のルール』など。Instagram:@ando.fusako.loveブログ:恋愛心理研究所 安藤房子の「ココロとカラダのレシピ」
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