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アクセサリーをつけて「かゆい」は危険信号!“汗から始まる”夏のトラブル

アクセサリーが変色している場合は要注意

――アクセサリーによる金属アレルギーが起こる前の、危険なサインはありますか? 金属アレルギー葉山アクセサリーが変色している場合はメッキが剥がれ、イオン化しやすい状況になっている可能性があるので注意が必要です。  またアレルギー性接触皮膚炎は遅延型のアレルギー反応のため、初回であれば症状のピークが来るのが2~3日後になることもあります。そのため着用時には気づかないこともあるかもしれません。なので、症状が出る2~3日前に着用したアクセサリーも原因の可能性を考えた方が良いです」 ――変色してしまったアクセサリーは着けないように気をつけます。

夏にアクセサリーを使う上での注意点

――汗でトラブルにならないための、アクセサリーを使う上での注意点はありますか? 葉山「素材については先ほどお伝えした通り、イオン化しにくい純度の高いチタンやサージカルステンレス、プラチナやゴールドがおすすめですが、同時に汗がたまらないよう皮膚を清潔に保っていただくことも重要です。  アクセサリー自体に皮脂汚れが付着していることも多いため、使われている石などでお手入れ方法は変わると思いますが、それに準じた洗浄、皮脂汚れの拭き取り、定期的なメンテナンスをおすすめします」 ――夏にはピアスのトラブル、ピアスホールの炎症を起こしたり、ピアスホールからニオイがしたりといったものも多いと聞きます。最後にピアスを開けている人へ、夏の注意点を教えてください。 葉山「ピアスは長時間密着させて使用することで皮脂汚れや角質がたまりやすくなります。そこで前述したような接触皮膚炎や感染を起こすことがあるため、ピアスホール、ピアス共に清潔に保つことも重要です」  シンプルになりがちな夏の装いにアクセントを添えてくれる、アクセサリー。トラブルなく快適に使うためにも、素材やお手入れには気をつけて楽しみたいですね。 【葉山愛弥(はやままなみ)】 吉祥寺まなみ皮膚フ科 院長。日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医。日本大学医学部医学科卒業、東京女子医科大学病院皮膚科にて、助教、副病棟長、皮膚病理組織チーフ等、多くの臨床経験を積む。2019年2月に吉祥寺まなみ皮フ科を開院し、地元吉祥寺にて地域医療の向上発展に努めている。 <取材・文/女子SPA!編集部>
女子SPA!編集部
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