横浜流星「ディオール」パリコレでの姿にうっとり…。艶やかな美しさに暑さ吹き飛ぶ
“ディオールの流星”が流れた瞬間
ペールグリーンを身体に馴染ませるように着込んだ横浜は、草花で庭園を表現したショー会場のランウェイをみつめる。その視線には、気品が漂う。どんなシチュエーション、どんな瞬間にも、強い精神力を感じさせる横浜だけれど、異国のコレクションにあっては、洒脱な雰囲気をまとわせる。それが自然にできてしまう。 アフターパーティーでの一コマを捉えたスナップには、堂々たる姿が映っている。ペールグリーンのセットアップから、黒のジャケットに羽織り直し、デニムをチョイスしたカジュアルなスタイル。それでいて、品は保つ。まさに洒脱さの極みのようなコーディネートだ。異国の伊達者たちを相手に横浜、右手でシャンパングラスのボウルをつまむように持ち、歓談する。グラスの中で輝く泡がはじけた瞬間、一瞬だけど、“ディオールの流星”が流れた気がした。 <文/加賀谷健>


