「ここは大人になろう」とひたすら我慢し、笑顔でAくんを受け流していた紗南さん。
「しつこく絡んでくるAくんのせいで、場の空気はしらけていました。少し外の空気を吸いたくなって『ちょっと電話してくるね』と店の外に出ました」
外に出て一息ついていると、いつの間にか隣にAくんがやってきて、タバコを一服し始めました。そして、Aくんはおもむろに「…俺、別れてからずっと引きずっててさ…」と神妙な口調で話しかけてきました。
「楽しいはずの飲み会をめちゃくちゃにされてムカついていたんです。Aくんを透明人間のように無視して、話をさえぎってスタスタと歩いて店内に戻りました」
その後、Aくんはしばらくして席に戻り、やっと静かになりました。紗南さんの怒りは冷めやらず、「私、そろそろ帰るね!〇〇ちゃん、△△くん、またね!●●ちゃんもまた!」とAくん以外に挨拶をして帰りました。
「数日してAくんが誰かから私のLINEを聞いたようで、長いメッセージが来ていましたが、未読無視です。即ブロックしました」
紗南さんは「なんで当時好きになったのかな」と、今は後悔しかないそうです。
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<文/まなたろう イラスト/朝倉千夏>
まなたろう
多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きで資格を取得中。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。