――逆に、今西さんがユニクロで買わない要注意アイテムは何ですか?
今西:ユニクロはパンツの丈が短めなので、大人には着こなしにくいアイテムだと思います。「このデザインなら、あと2cm長かったら落ち感が出てかわいいのに」と思うんですけど、きっと汎用性を考えて短めに作られているんだと思います。もちろん丈感がいいものもあるんですが、短めのものは選ばないようにしています。

シンプルな服に、アクセサリーをたくさんつけるのが今西流
――必ず試着して丈感をチェックですね。
今西:あと、柄物は基本的に買わないですね。ユニクロのアイテムは着こなしで見せるのがいいと思うので、あまり主張のあるアイテムはその余地がなくなってしまうんです。

今回のコーデで履いたMANAの靴
――ちなみに絵がプリントされたTシャツ「UT」はどう思いますか?
今西:あんまり買わないですね…。
UTは柄が色々あるので、ファッションのアクセントとしてメンズのXLサイズなどの大きめをゆるっと着るとかわいいとは思います。
でもUTは素材が肉厚なので、どうしても子どもっぽく見えやすい。骨格がしっかりしている人は着こなせると思うのですが、私は骨格ウェーブ体型なので「着られてる感」が出ちゃうんですよね。アイテムを選ぶ時は、自分の骨格にあっているかどうかもチェックするといいと思います。
<今西優子 文/都田ミツコ インタビュー写真/鈴木大喜>
今西優子
シューズデザイナー。武蔵野美術大学卒(専攻は日本画)。有名靴メーカーに勤務の後、2003年に独立してシューズブランド「
MANA」を立ち上げる。YouTubeチャンネル「
Shoe a la mode(シューアラモード)」でプチプラファッションのコーデを発信中