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今年はポテトチップスのアタリ年!注目の“新トレンド3つ“とは

 ビールのお供やオヤツにうれしい定番スナックと言えば、「ポテトチップス(通称:ポテチ)」。ポテトチップス市場の世界的動向を見てみると、2020年に312億米ドルに達し、今後ますます成長すると予測されています(※)。
ポテトチップスはスナックの領域を超えている

ポテトチップスはスナックの領域を超えている

 日本の動向を見てみるとポテチ市場は1000億円を突破。2016~2017年の馬鈴薯不足以降はV字回復を見せ、各社から珠玉の新商品が続々登場しています。  そこで今回は、日本における2022年夏のポテチトレンドを3つにまとめてみることにしました。数年前と比べても感動級の進化っぷりですから、ポイントを確認いただきながら自分好みの最新ポテチを探してみてくださいね! 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

トレンド①リッチ系は、シンプル・肉・トリュフ・うにへ

ポテチにも“クラフト”が登場。「CRAFT Calbee じゃがいもチップス」(カルビー)

ポテチにも“クラフト”が登場。「CRAFT Calbee じゃがいもチップス」(カルビー)

 おいしいポテチが食べたいという飽くなき欲求は今後も続いていくでしょう。そのニーズにがっちりこたえてくれるアイテムが店頭でも目立つようになっています。  このこだわり系は2系統に分けられ、一つは“素材こだわり系統”、もう一つは“リッチフレーバー系統”です。  ポテチメーカーの大手であるカルビーが今年からリリースしている新ブランド「CRAFT Calbee じゃがいもチップス」は、皮までおいしく食べられる国産ジャガイモを厳選して作られた商品。「クラフトビールやクラフトコーラの次はポテチだったのか!」と期待感が持てる流れでもあります。  他方のフレーバー系統もますます増えつつあり、具体的にはトリュフ、肉、ウニ、チーズ、香辛料(こだわり唐辛子や胡椒)が大豊作となっています。これらのフレーバーを一通り堪能するだけで、ごちそう欲を満たせそうな本気度の高いラインナップ。特にトリュフ味は国内外の各社から発売されているため、食べ比べも楽しい環境が整っています。
「湖池屋Specialite ポテトとソースのマリアージュセット」(湖池屋)

「湖池屋Specialite ポテトとソースのマリアージュセット」(湖池屋)

トレンド②厚切りがさらに進化した「肉厚かため食感」

「湖池屋STRONG ポテトチップス 暴れしそ梅」(湖池屋)

「湖池屋STRONG ポテトチップス 暴れしそ梅」(湖池屋)

 二つ目のトレンドは、「食感」へのこだわりです。  ポテチ好きのジャガイモ欲を満たしてくれる“厚切りタイプ”がさらに進化、長時間じっくり低温でフライすることにより、厚さだけにとどまらない噛み応えのあるザクザク食感やイモのホクホク感を味わえる商品が目立つようになっています。  つまり、厚切りではなく食べごたえまで加味した“肉厚感”という表現が近いように思います。
「堅あげポテト しおとごま油風味」(カルビー)

「堅あげポテト しおとごま油風味」(カルビー)

 中でもカルビーの堅あげポテトは同社の定番シリーズとしてラインナップされていて、地方のお土産品として飛騨みそ、串カツ、柑橘ミックスなどのご当地味とコラボするなど、ポテチの新たな世界観を確立しています。
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トレンド③ポテチの概念を広げる「食事メニュー系」
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