その後、ウツ気味になってしまったあおいさん。心療内科に通い、カウンセリングを受け、薬を飲んでいた時期もあったといいます。
「いちばん理解してほしかった主人にひどいことを言われて、誰にも相談できずふさぎ込む日が続きました。思い返せば、子どもが小学校中学年くらいになり、少し手が離れるまではずっとメンタルが不安定だったと思います」
そんなあおいさんの子どもも徐々に成長し、いまも慎重な性格ではあれど、友達もできて、元気に学校に通っているそうです。
「昔のような、誰にも相談できない状況ではなくなり、わたしも趣味などで自分の時間も楽しめるようになりました。けれど子どもの昔の写真を見ると、辛かった思い出も一緒によみがえってくることがあります」
このことは、“人生で最も怒りを感じた瞬間”として、子どもが大きくなったいまでも忘れられない言葉としてあおいさんの心に残っているようです。
「
ときどき、このとき言われた言葉を思い出して、主人に対して、とてつもない怒りが湧き上がってくることがあります。反芻しても仕方がないけれど、やっぱりこのことは一生許せないと思います」
しかし、いまは夫にこのことを伝える気はないそう。その代わり考えていることがあるとか。