正気じゃない!女友達を「夫のセフレになってよ」と誘う妻。夫もセクハラし始めて…
強い愛情で結ばれている夫婦には、他人が入り込む隙間は生まれないもの。
どちらかが配偶者に飽きたり嫌いになったりして、家庭の外の異性に目を向けることはありますが、みずからふたりの間に誰かを招き入れるなんてことは、通常は考えられないですよね。
そんな常識を持ってある友人夫婦とお付き合いしていた高木正美さん(仮名・35歳)は、その妻のとんでもない「策略」に引きずり込まれます。
「私がシングルマザーだから簡単に引っかかると思われたのかと考えたら、今でも怒りが湧きますね」
そう語る高木さんに何があったのか、振り返ります。
高木さんは5年前に、夫の不倫が原因で離婚していました。
ふたりの子どもを抱えての生活は決して楽ではないですが、正社員として働きながら何とか家事も子育てもがんばることができたのは、実家の両親や友人たちの支えがあったからといいます。
高木さんと親しかったある友人夫婦も、シングルマザーである高木さんに偏見のない態度で気楽に接してくれて、子どもたちを交えて遊びに行ったり夫婦の家で夕食をごちそうになったり、楽しく交流していたそうです。
「その夫婦は夫がちょっとモラハラ気味で、専業主婦の友人はいつも身の回りの世話をするのが大変そうでした。でも、高給取りだから専業主婦ができるわけで、『イヤだけど文句が言えない』って愚痴はよく聞いていましたね」
高木さんを家に呼ぶのも「裕福な暮らしを見せびらかしたいから」というのは薄々感じており、それでも友人が高木さんと一緒だと少しは気楽な様子がわかるので、無理をしない範囲でお付き合いしていました。
「こういうお宅もあるのだと割り切って、そのときだけ楽しめればいいかと思っていました」
友人である奥さんに変化があったのは、半年ほど前のこと。
「急に私のプライベートな話題を旦那さんがいるときに持ち出すというか、彼氏は作らないのかとか再婚はしないのかとか、いろいろ言われて。私は仕事と生活でいっぱいで恋愛する余裕なんてないのは知っているはずなのに、おかしいなと思いました」
戸惑う高木さんでしたが、旦那さんの手前答えないわけにはいかず、「今は恋愛にはまったく興味がない」とだけ返していました。
それからも友人のおかしな言動は続き、たまの息抜きにと大人だけで居酒屋に行ったときには下品な下ネタを言い出したり、「ねえ、セフレとかほしいよね?」と酔って絡んできたり、高木さんが「そういうのはちょっと」と嫌がるのも無視して旦那さんとふたりでからかってきたそうです。
「旦那さんも止めればいいのに、一緒になって『君はまだスタイルもいいし、胸もあるから大丈夫』とじろじろ胸元を覗き込むようなこともあって、さすがにストレスが溜まりました。何か、ふたりのおもちゃにされているようで気分が悪かったです」
その場面を思い出して顔をしかめる高木さんですが、決定打となったのはある夜のことでした。
家族ぐるみで仲良くしていた友人夫婦
「彼氏は作らないの? セフレとか欲しいよね?」
