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実家のオカンなのか?3歳の息子の“気づかい”に涙…作者まぼさんを取材<漫画>

「子どもに聞かれたことは必ず答える」夫・びぼさんの底なしの愛情

――漫画について、まぼさんの周囲の方はどんな反応をしていますか? まぼ:夫は私の漫画の1番のファンなので、今回は本を20冊買って夫の会社の人達に配っていました。逆に私の母は1冊も買ってないみたいです(笑)。 ――20冊はすごいですね(笑)。びぼさんのよいたんに対する関わり方が素晴らしいと感じるのですが、まぼさんから見ていかがですか?

夫・びぼさん

まぼ:夫といると、私1人では絶対に気づかなかったことが沢山あると感じます。  夫は子どもに日々無償の愛を注いでいるので、その姿勢を私も見習いたいと思います。 ――どんな風に愛情を注いでいるのでしょうか? まぼ:例えば、夫は「子どもに聞かれたことは必ず答えること」を徹底しているんです。私の場合は忙しいとつい「子どもは知らなくてもいいの」とか「あ~はいはい」とか言って聞き流してしまうことがあります。今は私も「夫を習いたいな」と思って、9割は頑張って答えるようにしています。 ――よいたんは、どんなことを聞いてくるのですか? まぼ:「ひょんな事の、『ひょん』って何?」とかですね。「『滅多』って何?」と聞かれた時は答えられませんでした(笑)。今朝夫が聞かれていたのは「『具体的』ってどういうこと?」でした。

よいたんに「『具体的』って何?」と聞かれたびぼさんは…

――急に聞かれると、なかなか説明が難しいですね。 まぼ:言葉で説明するのが難しいので、夫は会話の例を出して「僕はお菓子が好き」を具体的に言ったら「僕は甘いお菓子が好き」、それを具体的にすると「チョコレートが好き」、さらに具体的にすると……と「どんどん細かくすることを具体的って言うんだよ」と説明していました。  生活の中で繰り返し使うことで意味が体系化されていくような言葉がとても多いので、それをいちいち子どもに説明するのは本当にしんどいんです。そこで諦めないのが夫のすごいところだなと思います。  「具体的」について聞かれたのも、夫がドライヤーをかけている時だったんです。それでもドライヤーを止めて説明していました。 ――素晴らしいですね! びぼさんはなぜそこまでできるのでしょうか? まぼ:子どもに質問された時に「後でね」と言うとお互いに忘れてしまったり、子どもの興味がなくなってしまったりするので、「その瞬間を捕まえないといけない」と夫は考えているんです。それが分かっていても「私には無理だな」と思います。
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「てべり(テレビ)」…子どもの言い間違いを“保護”したい!
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