連載中の人気投票ではV3を達成した邪眼師・飛影が2位となりました!秘宝盗難事件の首謀者の一人として幽助と出会い、その後は戦いを通じてかけがえのない仲間になっていく飛影。その間にも彼は幽助に劣らぬ凄まじい強さを手にしていき、同時になぜ強さを追い求めるようになったのか……出生の秘密や妹の存在など、少しずつその背景も描かれていきます。(スピンオフとして掲載された蔵馬との出会いの話もムネアツ!)

(上)飛影、(下)飛影の妹の雪菜/『幽☆遊☆白書 (6) 完全版』冨樫 義博(集英社)
しかし、飛影を語る上で欠かせないのは、
やはり究極的な「ツンデレ」でしょう。非情でクールな性格と思いきや、ふいに表れる仲間想いの一面や、妹への愛情、かなり少年っぽい愛らしい寝顔、実は人間界では木の上で生活してるっぽいこと(笑)などなど、思わずキュンとなる描写がそこかしこに。
そして何より、魔界を統治していた三大妖怪のひとり・躯(むくろ)との関係性は外せない!
飛影ならではの誕生日の祝い方には、キュンを越えてギュンとなった人もいたのでは?!これ、幽白の中でもトップに挙げられる胸キュンエピソードだと思います。
冷酷な妖狐と優等生の二面性に萌え!1位 蔵馬 24.0%
そして栄えある第1位は、ダントツの投票数を集めて蔵馬でした!本来の姿は植物を操る力を持った銀髪の妖狐・蔵馬。しかし、深手を負って人間の受精卵に憑依してそのまま成長。進学校に通う優秀な男子高校生・南野秀一の体で妖怪の力を扱いながら、幽助たちと共に戦うことになるのです。

(上)妖狐の姿の蔵馬、(下)南野秀一の姿の蔵馬/『幽☆遊☆白書 (10) 完全版』冨樫 義博(集英社)
もともとは残忍な性格だった蔵馬は、南野秀一として人間に接することで優しい心を芽生えさせ、妖狐だった頃よりさらに強くなるすべを自身の中で見出していきます。とはいえ、
冷酷無比な妖狐の蔵馬も、それはそれでカッコ良すぎるんですよね。今回の圧倒的な蔵馬人気は、南野秀一派、妖狐・蔵馬派が一体となった結果ではないかと考察できます。
でも、ハッキリ言って中性的なルックスのイケメンな南野秀一も、銀髪の妖狐も、どっちだって蔵馬はカッコイイんですよ!結局のところ、筆者はどっちも好き派です!