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何でも真似するママ友、その正体を知ってゾッ「私のこと覚えてないの?」

「引っ越してきちゃった」執念にゾッ

 少し落ち着いた頃、優香さんはその大きな目と少し出た前歯を見て、Kさんが中学の時同じクラスだったことを思い出しました。 「引っ越してきちゃった」執念にゾッ「え? もしかしてKちゃん?」  優香さんはKさんを思い出したと同時に、当時Kさんに自分の服装や持ち物を真似されていた記憶が蘇りました。あまりにも真似ばかりするため、一度注意してそれ以来無視し続けてきたのだとか。 「地元の子に聞いたらあなたがこの町にいることが分かって、私も引っ越してきちゃった!」とにこやかに話すKさん。

引っ越しを検討中

 二人は共に田舎育ちで、大学の進路から就職先までうわさや情報は筒抜けだったそう。Kさんは、当時の優香さんが憧れで悪気なく真似ていたのを注意され、無視されたことにショックを受けたのだとか。それを今でも根に持ち続けたようでした。  優香さんはKさんの執念じみた行動と不気味な笑顔に恐怖を感じ、足早に帰宅しました。その後夫にも相談し、もしものことを考えて引っ越しを検討し始めた優香さん。しかし、引っ越したとしても、また追われるかも知れぬ恐怖におびえた日々を過ごしているそうです。 ―シリーズ「怪談・ゾッとする話/不思議な話」― 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文/大杉沙樹 イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust
大杉沙樹
わんぱく2児の母親というお仕事と、ライターを掛け持ちするアラフォー女子。昨今の情勢でアジアに単身赴任中の夫は帰国できず。家族団欒夢見てがんばってます。
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