飲むのがクセづいてしまうので痛みをガマンしているという方がいますが、鎮痛剤は痛くなる前に飲むのが素早く効かせるコツです。
生理痛が重い1~2日目に、朝・昼・晩3回飲むぐらいであればクセにはなりませんし、市販されている鎮痛剤で薬への耐性ができて効かなくなる心配もありません。
体質的に生理痛の痛みのもととなるプロスタグランジンの産生が多い人や、そのときどきのコンディションによっては生理痛が重く感じることもあります。ガマンできない時は鎮静剤をうまく取り入れて、心地いい毎日を過ごしていきましょう。
高尾美穂医師
【高尾美穂】
医学博士・産婦人科専門医。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。ヨガ指導者。イーク表参道・副院長として婦人外来に携わる傍ら、スポーツ庁国立スポーツ科学センター 女性アスリート育成・支援プロジェクトのメンバーとして女性アスリートをサポートし、ヨガのイベントや指導を行うなど、活動は多岐にわたる。著書に『生理周期に合わせてやせる! 超効率的フェムテックダイエット』(池田書店)、『心が揺れがちな時代に「私は私」で生きるには』(日経BP)、『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』(講談社刊)など多数。
<文/女子SPA!編集部>