「1日2ℓを目標に水を飲む」って正しいの?医師が美容法の間違いをズバリ
美と健康のためと思って実践している美容法が、かえって体の負担になっているかもしれません。そこで、女性のための総合クリニック・イーク表参道の副院長で、産婦人科医の高尾美穂先生に定番の美容法を医学の視点から◯×判定してもらいました。
高尾先生の最新著書『オトナ女子をラクにする心とからだの本』では、女性ホルモンに関する疑問や、心をラクにする気持ちの切り替え方、女性特有の症状の詳しい解説などを掲載し話題になっています。

× 飲みすぎはNG 1日に飲む水分の目安は、「体重×30ml」
私たちの体内を巡る水は、おおよそ2.5ℓ。食べ物から吸収できる水分は、1ℓくらいですから、残りは水などの飲み物で摂取する必要があります。
仮に体重が50kgなら1.5ℓ飲むのがベスト。一度に吸収できるのは、コップ1杯ほどなので、こまめに飲むようにしましょう。
飲む量よりも気をつけてほしいのが、飲み物です。果糖ブドウ糖液糖のような人工的な甘味料が含まれる清涼飲料水は、ついつい飲みすぎてしまう依存性や体脂肪になりやすい性質を持っています。ヘルシーそうに見える野菜ジュースにも含まれているので要注意です。

△ 極端なダイエットは女性ホルモンの分泌を乱し、無月経の原因にもなります
夜のご飯を半分に減らす程度の糖質オフや、胃腸を休ませる意味で1食抜いたりする「プチ断食」であれば、さほど問題はありません。
腹七〜八分目にとどめ、適切なタイミングでバランスのよい食事をとることは、体内時計を整え、女性ホルモンのリズムを安定させる働きがあります。極端なダイエットは女性ホルモンの分泌を乱し、無月経の原因にもなります女性にはおすすめできません。
それよりも、甘いものを食べすぎていないか、まずは食習慣から見直して、少しずつ痩せやすい体へと整えていきましょう。

高尾美穂医師

『【女性ホルモンにいいこと大全】オトナ女子をラクにする心とからだの本』高尾美穂
1.1日2ℓを目標にたくさん水を飲んで、代謝をあげる

2.糖質オフや断食ダイエットで効率よく短期間で痩せる
1
2