Lifestyle

ブドウを選ぶとき、すぐに役立つポイント3つ。美容にいい「色」も

2.美容を考えるなら「黒」か「赤」を“皮ごと”食べる

ブドウ売り場に行くと、種の有無、皮ごと食べられるか否かが明確に記載されていることが多くなりました

ブドウ売り場に行くと、種の有無、皮ごと食べられるか否かが明確に記載されていることが多くなりました

 皮の表面につく「ブルーム」という白い粉は、ぶどう自身が病原菌などから身を守ったり、鮮度を保ったりするために作り出している物質で、虫歯予防やアンチエイジングに効果のある成分「オレアノール酸」が含まれています。  つまり、美容成分を気にするのであれば、皮ごと食べられる品種を選ぶのが正解ということ。  そしてもう一つ重要なのが、皮の「色」。黒皮と赤皮のブドウにはアントシアンやレスベラトロールという抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれていますから、選ぶなら緑よりも黒や赤を選ぶようにしましょう。 ※2011年にブルームを生成する酵素の遺伝子が発見され、合成することができるように。今後は機能性食品や化粧品、医薬品の原料としての利用も期待されています。
ピオーネ(左)とコトピー(右)

ピオーネ(左)とコトピー(右)

3.脳の疲れには、黒皮の大粒品種を選ぶ

ピオーネは巨峰とマスカットの交配種。大粒で皮ごと食べられる

ピオーネは巨峰とマスカットの交配種。大粒で皮ごと食べられる

 ブドウの果肉には、もの忘れや脳機能低下を防止する働きを持つとされる「ペンタペプチド」という物質が含まれています。  この成分は、生の状態のピオーネや巨峰などの紫色の大粒品種に多く含まれるため、脳への効果を期待したい場合は、大粒の黒皮品種を生のまま食べるようにしましょう。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます <文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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