ヘンリー王子の妻メーガン妃も、女王の臨終に立ち会えなかったと伝えられている。
2020年に英王室を離脱したヘンリー王子とメーガン妃だが、女王の体調が悪化し、亡くなった先週にはチャリティー活動に参加するため奇しくも渡英していた。そのため、女王の健康に懸念が示された直後には、夫妻の代理人が「2人は女王が滞在するバルモラル城に向かっている」と発表した。
ところが、実際に女王のもとに駆け付けたのはヘンリー王子のみ。現地報道によると、
チャールズ新国王から「メーガン妃がこの場にいることは適切ではない」と電話で伝えられたことから、ヘンリー王子が単独で現地に向かうことになったという。
今まで英王室への批判を続けてきたメーガン妃だけに、他の王室メンバーから歓迎されなかったのではないか? と言われていたが、最期の大切な時間を過ごすのはごく近い家族のみにしたいという新国王の想いがあったとも伝えられている。実際、キャサリン妃も家に残り、女王の最期を看取らなかったことから、メーガン妃もこれに合わせた形となったとみられている。
ただヘンリー王子も、乗っていた軍用機が遅れ、
バルモラル城に到着したのは女王が息を引き取った後だったという。
女王の最期にメーガン妃を立ち会わせなかった新国王だが、テレビ演説では「海外で生活を築くヘンリーとメーガンへの愛情も示したいと思います」と語り、次男夫婦への配慮も見せた。
またウィリアム皇太子も、新国王に相談したうえでヘンリー王子に連絡。近年、兄弟間の確執が伝えられていたが、家族で一体となって女王を見送るために、一時的な和解を持ち掛けたという。そして、10日(現地時間)には、
ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、そしてヘンリー王子とメーガン妃がウィンザー城の外に姿を見せた。かつて「ファブ4(素敵な4人組)」とも呼ばれていたが、2020年にヘンリー王子夫妻が英王室を離脱して以降は、4人そろった姿を見ることはめっきりなくなった。それだけに、久々の「ファブ4」登場に群衆からは歓声と拍手があがった。
弔問に集まった人々に丁寧に声をかけていたという皇太子夫妻やヘンリー王子夫妻。今後、兄弟の不仲が解消されるかどうかはわからないが、家族として心を一つにして祖母を見送ろうとしている孫たちの姿を、女王も誇りに思っているのではないだろうか。
英王室は、
女王の国葬を19日午前11時(日本時間19日午後7時)にロンドンのウェストミンスター寺院で行うと発表している。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>