
たんぱく質をしっかり摂る
歳を重ねていく上で特に意識して摂取している栄養素は、「たんぱく質」です。肌、髪、筋肉の基本材料になりますから、美しさを保つためには“しっかり多め”を心がけています。
朝にしっかりたんぱく質を摂取することは筋肉の合成・維持に関わるだけでなく、食欲を抑えるホルモンの分泌に関わり、食べ過ぎや仕事中の間食を抑えられる効果もあることがわかっていますから、私の中では“美を作る一皿”だと思って用意をするようにしています。
しかしながら、具体的にどのような食材?ということになると、あまり厳密に決め過ぎないようにしています。それは、その日に冷蔵庫にあるものや家族が好むものでやりくりしたほうが継続するから。
ソーセージやベーコンは不健康といった否定をするよりも、無理なくおいしく選んで組み合わせていくことを大切にしています。特に好んで常備しているのは、卵、カニカマ、蒸し鶏。

カニカマ、蒸し鶏、ゆで卵、枝豆を乗せたオープンサンド
他にも、納豆や焼き魚も大好物。冷蔵庫にたんぱく質食材を充実させておくと、朝ごはんのコーディネートがしやすくなることは間違いありません。

流行中のアボカドトーストを自分流で作ってみました
最後のポイントは、朝ごはんがマンネリにならないよう、美容意識をアップデートしていく目的で念頭に置いているモットー「話題になっている美容メニューを気軽に試してみること」です。
例えば、アボカドトースト。薄めのドイツパンにアボカドをたっぷり乗せて、旬のイチジクをトッピングしています。普段と違ったメニューを食卓に出してみると、家族の好奇心も高まって楽しい朝時間を過ごすことができます。
もう一つチャレンジしているのが、MCTオイル。これは中鎖脂肪酸100%の液体オイルで、脂肪燃焼体質に導いてくれるダイエットオイルとして人気が高まっています。
取り入れ方としては、有名な「コーヒー+MCT」よりも、おかずや果物にちょろりと垂らすほうが自分にとっては合いそうだと判断。便通が驚くほど良くなり、効果を実感し始めているのでしばらく続けていこうと決めています。逆に、やってみて合わない、おいしくないと感じたアイテムは無理をしないように決めています。

ささみの和え物にMCTオイルを加えて常備菜にしています。作っておくと朝に便利!
自分の好みやこれまでの食生活を大切にしながら、少しだけ美的好奇心を持って献立を考えていくと、知らず知らずのうちに効果が出てくるものだと信じています。
きれいになりたい気持ちを大切に、朝ごはんに喜びをお忘れなく!
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<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>