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「ヒョウ柄=大阪のハデなおばちゃん」?欧米では逆のイメージである理由

もともとは権力や富を持つものが毛皮を加工して着用

 端的に言うと、ヒョウ柄は富の象徴なのです。  今でこそプリントだったり、生地に織り込まれた柄であったりするヒョウ柄です。しかし、もともとは権力や富を持つものが、狩った獲物のヒョウを毛皮に加工して着用したものでした。ちなみに、現在はワシントン条約によって規制されているので、ヒョウの毛皮を売買することは禁止されています。
 いつごろからヒョウの毛皮が富の象徴になったのかは、私の調べた範囲でははっきりしませんでしたけれども、何年か前のディオールのコレクションの説明に古代エジプトから使われていたとありました(何年のコレクションだったかは失念)。  ではなぜこれがシックでエレガントなのか、そしてディオールとサンローランでよく使われるのかという問題です。

ディオールもサンローランもシックでエレガントの文脈で使用

 ディオールのHP内にある「DIORの歴史」の項には、1947年のディオール初のコレクションで、「ヒョウ柄モチーフ」が登場しているとあります。  ニュールックが誕生した記念すべき初コレクションのころから、ディオールはヒョウ柄を採用。そしてその伝統は、クリスチャン・ディオール死後にディオールのデザイナーとなったイヴ・サンローランに引き継がれている、というわけです。
ファッション「ヒョウ柄」

※画像:ディオールの公式HP・「DIORの歴史」より

 ディオールもサンローランも、シックでエレガントの文脈でヒョウ柄を使います。日本に住む私たちにはピンとこないかもしれません。けれども、発表されるコレクションのヒョウ柄のルックを丹念に見ていけば、西洋の衣服におけるシックとエレガントとはなんたるかが理解できるでしょう。  そんな歴史を持つヒョウ柄をいつか私も持ちたいということで、数年前、エディ・スリマンのサンローランの時代に買ったのがこちらのベビージャガーのストール。厳密に言うと、ヒョウとジャガーは違うのですが、同じヒョウ柄系列と考えていいでしょう。
ファッション「ヒョウ柄」

サンローランのベビージャガーのストール

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