匿名でSNSをやっていても、相手がアカウントを特定してしまったという事例もあります。
恵さん(仮名・30代)はマッチングアプリで知り合った男性とデートしました。メッセージのやり取りでの中では語尾に「!」が入りテンションが高そうで、連絡もマメ。コミュニケーション力が高い男性のように感じたそうです。
しかし、直接会ったら反応が薄い人で、会話は恵さんの質問したことにだけ回答するという程度でした。
帰りの電車の中で「
期待して会ったのに疲れた。LINEも聞かれなかったしあっちも私と会ってがっかりだったのかな」とSNSに投稿したのです。

するとすぐに、マッチングアプリで彼からこんなメッセージが来ました。
「
がっかりなんてしていないですよ。LINEを聞けばよかったのですか?」
恵さんは怖くなってアプリで相手をブロックしました。
恵さんはSNSに勤務地や仕事、年齢を書いていたそうです。「地元が大雨で大変」という投稿もしており、その時の天候を調べれば出身地もすぐ特定できます。それらはマッチングアプリのプロフィールと一致します。
おそらくそこから特定したのではないかと思っているそうです。今回はデート後すぐに投稿したため、恵さんのSNSであることがより決定的になってしまったのではないでしょうか。
「もしかして知り合いかな」と思う程度であっても、投稿内容やタイミングで本人が特定されてしまうことがあります。婚活レポートのリアルタイム投稿は、危険なので注意したいですね。
なんでも調べられる時代で、調べたくなるのは仕方がないと思います。それにしてもその男性も、SNSを特定できたことを黙っていればよかったのに。