よく恋愛相談しているうちにお互い好きになってしまった話をよく聞きませんか? これは心理学的に説明ができる話なのです。
心理学には、フェスティンガーが提唱した「認知的不協和理論」という有名な理論があります。人間は、自分の考えと行動に矛盾(不協和)が生じたときに不快感を感じ、この不快感を解消するために、自分の行動を正当化しようとします。
困っている女性から相談を受けて助けた男性は「なぜ俺は彼女を助けたのだろう?」と考えたときに、嫌いなのに助けたと思うと矛盾を感じます。そのため、「
好きだから俺は彼女を助けた」と考えると自分の行動を理解しやすくなります。つまり人は、助けた人に対して好意を持ちやすいのです。
男性は相談をすると解決したいと思うようになります。そのため、アドバイスをもらったら「
悩みが解決しました!」とちゃんと伝えてあげると彼の自尊心をくすぐることができます。成果が評価されることでモチベーションが上がりやすいので、そうなるともっと助けたいという気持ちになって好意を強めてくれるようになります。