夫婦にヒビが入って早5年。義母の介護問題で決定的だった夫の一言とは?
母親のところに寄りつかない口ばかりの夫
できる限り、義母の時間をとらないよう配慮し、がんばりすぎるほどがんばったので、上の子が小学校に上がったころ、エツコさんは過労で倒れたこともある。義母自身、それをわかっているので、「私はひとりでやっていけるから」と今も、介護保険を使いながらひとりで暮らしている。
エツコさんも時間があれば義母の家に行って、作り置きのおかずなどを用意する。夫は口ばかりで母親のところにはあまり寄りつかない。
「結局、きちんと話し合いができなかったんですよ。本当はどう思っているのかがよくわからない。結婚してからずっとそんなふうに思っていたけど、忙しかったので、私もなかなか正面切って夫にさまざまなことを話そうと言えなかった」
夫は踏み込んでこない
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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