プロフィールの「デートで行きたいところ」がまずかった
「婚活パーティーだとプロフィールシートがあると思うのですが、趣味って何を書いてますか?」
「音楽って書いてました」
「音楽が悪いわけじゃないですが、付き合う前の初デートで音楽鑑賞もしないので、食べ歩きとかデートにつながるようなことも書いた方がいいですね。趣味に釣りって書いてる男性がいたとして、釣りが悪いわけじゃなくても、女性から見てプラスの情報にはなりづらいでしょう?」

「そうですね、たしかに釣りはよくわからないので。勝手に行くのは止めませんけど、一緒に釣りをしたいと言われると困ります。そういえば
デートで行きたいところって欄があって、ディズニーランドって書いてましたがまずいですか?」
なるほど、どうやら問題はプロフィールにありそうです。
「
まずいですね。親しくなってからならディズニーランドに行くカップルもたくさんいますが、親しくなる前に行くことはまずないですよね。『デートで行きたいところ』には共通の話題になりそうな要素を盛り込まないと、一緒に何を楽しめる人かがわからないんですよ。
あとはディズニーランドって、男性から見るとお金もかかるイメージを持つ方もいます。付き合ってから年に1~2回行ければいい程度なのに、毎月ディズニーランドに行きたい女性だと思われたら損なんです。初対面でよくわからない同士なので、
自分目線でというより相手目線でプロフィールは作りたいですね」
愛さんはしばし黙り込みました。
「……『好きなタイプ』の欄に、嵐の大野智って書いたのはまずいですか?」
「まずいですね。初対面だとどうしても男性を顔で選ぶ女性というイメージを持たれますので。
ジャニーズ好きは付き合ってから申告してください。それで別れるということはほぼないですから」
ここまで話して、愛さん自身も問題点に気づき始めました。
「え~、いろいろやらかしてました。趣味に音楽って書いてたので男性からは『何が好きですか?』とか『ライブとか行くんですか?』ってよく聞かれたんです。コロナ前は嵐のコンサートに行ってたと正直に答えてました」
「そっか。マッチングしなかった原因はそこだと思いますよ」
皆さんもお気付きの通り、ここで一般人とかけ離れたタレントの名前を出すのは微妙です。もちろん、あえて身近で親しみやすいタレントの名前を出すという別のテクニックもありますが。