「正直に言うべき」48歳での妊娠には懐疑的な意見も
ただ、ヒラリーの妊娠報告に懐疑的な人もいるようで、ネット上では「本当に自然妊娠?」「
卵子を凍結していたからでは。それなら正直に言うべき」「
子供が大学を卒業する頃、親はもう70代。子供の結婚式だって出席できるかどうか…」といった否定的なコメントも。
一般的に、年齢が上がるにつれて妊娠は難しくなり、流産や出産におけるリスクも高まるといわれている。そうしたなか、セレブが高齢で妊娠・出産することで、「いくつになっても妊娠・出産は可能」といった考えを人々に与えてしまうことになりかねないと指摘する声もある。そうした議論もあってか、妊娠そのものはおめでたいと感じつつも、なんとなく複雑な思いを抱いた人も少なくなかったようだ。
幼い頃から役者を目指していたヒラリー。夢をかなえるため、10代半ばで母親とともにロサンゼルスに移住した。何のコネもツテもなく、お金もなかった母娘は、車中に泊まっていた時期もあったといわれている。母が公衆電話でエージェントに電話をしまくり、娘を売り込んだが、なかなかチャンスをつかむことはできなかったという。
ついにエージェントと契約できたヒラリーは、端役で経験を積んだのち、伝説の人気ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』に出演。ブレークの兆しも見えたが、ほどなくしてこのドラマをクビになり、降板させられてしまう。けれども、ドラマ降板から数か月後に出演が決まった映画『ボーイズ・ドント・クライ』(1999年)でトランスジェンダーの役を熱演し、アカデミー賞主演女優賞を授賞。さらに、プロボクサーを目指す女性を演じた映画『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)で2度目のアカデミー主演女優賞を受賞した。