
「車内になんとなく“ヤンキー臭”が漂っているんです。車の中が、バニラとかココナッツのような甘い香りがして、よく見たら“HEMP”の芳香剤がぶら下がっていました。ほかにも、EXILEのDVDがエンドレスに流れていたり、車に乗っている最中、信号待ちの間にミラーで化粧直しをしたり。なんとなく、普通とちょっと違うかな?と思っていました」
それでも話していて楽しく、親切な人なので仲良くしていました。仲間と一緒に子ども連れで一緒にランチしたりと、楽しい日々を送っていました。
そうこうするうちに、子どもが幼稚園に入り、習い事の送迎など忙しくなって、ランチ会も以前ほど頻繁にはなくなったそう。
その後、子どもが小学校に通い始めたので、子連れでなくても会えるようになったため、みんなで久しぶりに会おうと集まったとき、A子さんの姿に驚きます。

「きっと久しぶりなのでオシャレをしてきたのだと思いますが、オシャレの方向性が違ったんです。近所のファミレスでのランチ会だったのですが、キャバ嬢のように、髪をクルクル巻いて、ピンヒールを履いて、ビシっと決めていて。これから出勤ですか?という格好でした」
久しぶりに会って、やっぱり元ヤン?と疑惑を強めたという青山さん。近況を聞くと、パートを始めたA子さんの職種はなんとガテン系の力仕事だそうで、さらに驚いた青山さん。
「可愛くて華奢な身体で、何もそれを選ばなくても…と思いましたが、本人は頭を使うよりも身体を使うほうが好きらしいです。『ムキムキになっちゃった!』とか細い二の腕についた筋肉を見せてくれました。話し始めるといつも通りの気さくさな人で、おしゃべりに花が咲いて楽しくランチ会を終えました」