News
Lifestyle

ゼミで唯一の女性だからって「食器洗い係」に…大学院でアカハラ被害に遭った女性の嘆き

気に入らない学生には「バイトを辞めろ」とパワハラ

パワハラ 男性 先生は学生によって態度が違っていたといいます。 「先生は、次年度に研究室に所属したいという学生を、まだ入学試験前なのに研究室に呼んで講義に出席させていました。その女性はお気に入りだったのでずっと褒めっぱなし。  でも私には“お前はバイトをしているから、本を読むのが足りない。バイトを辞めろ”と言ってきたり、“学生はコーヒーを飲むものだ”と無理やり勧めてきたりしました。苦痛で仕方なかったです」  次第に大学院を休むようになったというさつきさん。しかし、修士論文以外の単位はすべて取得できていたそう。 「実は先生に何度も修論のテーマを出しても“全部だめ”と却下されて、肝心のゼミの単位を出してもらえなかったんです」

学生相談室に行くも、取り合ってもらえず

 困ったさつきさんは、学生相談室に相談することにしました。しかし、そこでも信じられないような対応が待っていたそうです。 「職員に事情を相談すると、肝心の相談したい日に“子どもの保育園の迎えがあるので”と言われて担当の職員に帰られてしまった。教授会の審議にかけられて、単位が出せないという判断になりました。留年することになるので、退学を選びました」  学生相談室に話したことで学校にも行きづらくなり、つらい思いをしました。 「大学院を辞めて数年経ってから、先生が気にいってゼミに参加させていた女性の学生が、結局、単位が貰えず留年したという話を聞いたんです。無駄な時間を過ごさず、早々と退学を選んで良かったと思いました」  明るみにでにくいアカハラ問題。今はネットなどもあり、周りに相談しやすい環境ですが、もし困っている人がいたら、我慢しないで声を上げる勇気が大事なのかもしれません。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文/池守りぜね イラスト/とあるアラ子>
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ