――男女で反応に差はありませんでしたか?
わかぴょん:どちらかというと応援してくれるのは女性が多かったと思います。批判の辛口度は男女どちらも同じくらいでした。男性の方が理詰めで批判する人が多かった印象があります。「自分の妻だったら許さない」という意見があったし、「わかぴょんが男として機能してないからそういうことになるんだ」という声もありました。それもその方の価値観だと思います。

――ちなみに、本書にはわかぴょんさんにはなかなか彼女ができなかったとありましたが、「妻公認彼女」は難しいと思いますか?
わかぴょん:僕が積極的に彼女を作ることを求めていなかったところがあるので、そういう考えに賛同してくれる女性が見つかれば難しくはないと思います。ポイントは、夫婦、公認彼氏・彼女の誰も蚊帳(かや)の外に置かれず隠し事をしないということ。話し合いの場に全員入ることができれば大丈夫なのではないでしょうか。
「夫公認彼氏」を受け入れて6年、なぜ離婚に至ったのか?
――「夫公認彼氏」を作るようになって6年後、お二人は離婚を選択されました。みかさんの気持ちとしては何が理由だったのでしょうか?
みか:もう「夫公認彼氏のいる妻」を辞めたかったのが大きいです。そのテーマで取材を受けたりして自分の看板みたいになっていたので、それを降ろしたいという気持ちがありました。
あと、わかぴょんとは夫婦という形にこだわる必要がなくなっていたので、
「もうこの肩書きはいらないな」と思ったのも理由の1つです。
――わかぴょんさんは離婚を避けるために「夫公認彼氏」を受け入れた経緯がありましたが、最終的に離婚したのはなぜだったのでしょうか?
わかぴょん:もう「夫婦」という肩書きに捉われなくても信頼関係ができていると感じるようになったんです。
それまでは「生活を別にすると、どうしても離れてしまうだろう」と、離婚に踏み切れないところがありました。でも6年間試行錯誤したことで「離婚しても疎遠にならないな」と思うようになりました。今はみかは彼氏と一緒に近所に住んでいてくれて、一緒に子育てをしています。